こんばんは。
またまた久しぶりの更新でスイマセン。
さて、今日は今号のクロノス日本語版からのピックアップです。
なんと今年、天文台コンクールと呼ばれる伝説の時計コンペディションが復活しました!!
時計ファンの皆様でしたらご存知のこととは思いますが、天文台コンクールと言うのは、平たく言いますと時計の精度を競う競争です。1945年からメーカーの威信を賭けた戦いが繰り返されていましたが、1975年のコンクールを最後に中止されてしまいました。
理由はクォーツ腕時計の誕生による精度競争の終焉、日本のメーカーによる上位独占が主な原因ではないかといわれていますが他にも色々な事情があったのかも知れません。
今回の復活は、ある時計博物館の50周年を記念するイベントとして開催されるもので、各メーカーのスーパーマシンが投入され、その精度を競い合います。
僕が個人的に好きなJL社も今回の大会に参加します。
流石といいますか、今大会にもマニア垂涎の超絶マシンを投入してきました。
ひとつ目はトゥールビヨン。トゥールビヨンについての詳しい説明は不要かと思いますが、従来のトゥールビヨンは、姿勢差を解消するために搭載された「キャリッジ」の駆動にぜんまいのトルクを多く取られてしまうため、実際のところその精度は通常の時計に劣るものとされています。
実際、かつての天文台コンクールでもトゥールビヨンが上位にランクインする事はほとんど無かったようです。
しかしJLはトゥールビヨンに最先端素材・技術を投入し、超軽量キャリッジを採用。テンワ直径も通常の比ではない大径テンワを採用し、お飾りのトゥールビヨンではなく、精度追求のための機構として、トゥールビヨンが本来あるべき姿を追求しました。
そして二つ目がこれまたトゥールビヨンなんですが、これは所謂3次元トゥールビヨンで、大型テンプ・軽量キャリッジ採用はもちろんのこと、キャリッジの回転速度の適正化に加え、平置きのデテント脱進機などに搭載される「ちょうちんヒゲ」と呼ばれる等時性に優れたヒゲぜんまいを搭載しました。
このヒゲは、高精度の腕時計に採用されている「ブレゲの巻き上げヒゲ」と同じく、ヒゲの収縮運動を綺麗な真円に近付けるためのものですが、何重にもヒゲを巻き上げるため、縦方向に大きくスペースを確保する必要があり、通常の腕時計には用いられていませんでした。
平置きデテントでは抜群の性能を誇るようですが、何しろ腕時計では前代未聞の挑戦です。
どのような精度が出るのか非常に楽しみな一台です。
余談ではありますが、今回のコンクールに投入されるトゥールビヨンのベース機は、ポインターデイト・セカンドタイムゾーン表示機能付で693万円と非常に良心的な価格設定です。
まぁ、もちろん買えませんけどね(笑)
三大ブランドとして超有名なAP社も今回の大会に参加します。
こちらも投入された時計はただ事ではすみません。
テンプ拘束角が小さく、精度に優れたデテント脱進機という機構がありまして、古くから海洋時計にはよく用いられてきました。デテントは精度には優れるのですが(月差レベルの精度)、振動に弱いため腕時計に用いられることはありませんでした。
APがデテント脱進機をベースに耐衝撃性を向上させて開発した「AP脱進機」。市販のAP脱進機搭載機に大改造を施したマシンが今回のコンペに参戦します。
耐衝撃性を考慮し振動数は12振動、ヒゲぜんまいの収縮を限りなく均等にしようと2枚の相反するヒゲぜんまいを搭載!聞いているだけで驚愕のスペックです。
ちなみにこちら、ベースウォッチのお値段は約2800万円也。僕の年収何年分なんでしょうねぇ(笑)
まさに「天文台コンクールは時計界のF1」とは言ったもので、上記の他にも、予算度外視の色々なメーカーの非常に興味深い時計たちが並びます。
詳しくは今号のクロノスを買ってご覧ください!!
またまた久しぶりの更新でスイマセン。
さて、今日は今号のクロノス日本語版からのピックアップです。
なんと今年、天文台コンクールと呼ばれる伝説の時計コンペディションが復活しました!!
時計ファンの皆様でしたらご存知のこととは思いますが、天文台コンクールと言うのは、平たく言いますと時計の精度を競う競争です。1945年からメーカーの威信を賭けた戦いが繰り返されていましたが、1975年のコンクールを最後に中止されてしまいました。
理由はクォーツ腕時計の誕生による精度競争の終焉、日本のメーカーによる上位独占が主な原因ではないかといわれていますが他にも色々な事情があったのかも知れません。
今回の復活は、ある時計博物館の50周年を記念するイベントとして開催されるもので、各メーカーのスーパーマシンが投入され、その精度を競い合います。
僕が個人的に好きなJL社も今回の大会に参加します。
流石といいますか、今大会にもマニア垂涎の超絶マシンを投入してきました。
ひとつ目はトゥールビヨン。トゥールビヨンについての詳しい説明は不要かと思いますが、従来のトゥールビヨンは、姿勢差を解消するために搭載された「キャリッジ」の駆動にぜんまいのトルクを多く取られてしまうため、実際のところその精度は通常の時計に劣るものとされています。
実際、かつての天文台コンクールでもトゥールビヨンが上位にランクインする事はほとんど無かったようです。
しかしJLはトゥールビヨンに最先端素材・技術を投入し、超軽量キャリッジを採用。テンワ直径も通常の比ではない大径テンワを採用し、お飾りのトゥールビヨンではなく、精度追求のための機構として、トゥールビヨンが本来あるべき姿を追求しました。
そして二つ目がこれまたトゥールビヨンなんですが、これは所謂3次元トゥールビヨンで、大型テンプ・軽量キャリッジ採用はもちろんのこと、キャリッジの回転速度の適正化に加え、平置きのデテント脱進機などに搭載される「ちょうちんヒゲ」と呼ばれる等時性に優れたヒゲぜんまいを搭載しました。
このヒゲは、高精度の腕時計に採用されている「ブレゲの巻き上げヒゲ」と同じく、ヒゲの収縮運動を綺麗な真円に近付けるためのものですが、何重にもヒゲを巻き上げるため、縦方向に大きくスペースを確保する必要があり、通常の腕時計には用いられていませんでした。
平置きデテントでは抜群の性能を誇るようですが、何しろ腕時計では前代未聞の挑戦です。
どのような精度が出るのか非常に楽しみな一台です。
余談ではありますが、今回のコンクールに投入されるトゥールビヨンのベース機は、ポインターデイト・セカンドタイムゾーン表示機能付で693万円と非常に良心的な価格設定です。
まぁ、もちろん買えませんけどね(笑)
三大ブランドとして超有名なAP社も今回の大会に参加します。
こちらも投入された時計はただ事ではすみません。
テンプ拘束角が小さく、精度に優れたデテント脱進機という機構がありまして、古くから海洋時計にはよく用いられてきました。デテントは精度には優れるのですが(月差レベルの精度)、振動に弱いため腕時計に用いられることはありませんでした。
APがデテント脱進機をベースに耐衝撃性を向上させて開発した「AP脱進機」。市販のAP脱進機搭載機に大改造を施したマシンが今回のコンペに参戦します。
耐衝撃性を考慮し振動数は12振動、ヒゲぜんまいの収縮を限りなく均等にしようと2枚の相反するヒゲぜんまいを搭載!聞いているだけで驚愕のスペックです。
ちなみにこちら、ベースウォッチのお値段は約2800万円也。僕の年収何年分なんでしょうねぇ(笑)
まさに「天文台コンクールは時計界のF1」とは言ったもので、上記の他にも、予算度外視の色々なメーカーの非常に興味深い時計たちが並びます。
詳しくは今号のクロノスを買ってご覧ください!!